自分自身に投資しよう(7つの習慣「刃を研ぐ」の実践)

7つの習慣

自分を変えたい。どうすればいいだろう?

なな太郎
なな太郎

名著「7つの習慣」の刃を研ぐ活動を実践してはどうだろう。僕の実践例を紹介するよ。

「自分を変える努力をしたけど、全然変わることができない」

「自分に自信がもてない」

そんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。

私自身そうでした。ですが、名著「7つの習慣」を実践するようになってから、少しはマシな人間になってきたような気がしますし、自分の行動や態度もかなり変化してきました。

将来、もっと良くなっていく期待感にも包まれています。

今回、「7つの習慣」の7つ目の習慣である「刃を研ぐ」について、私の実践例を交えて紹介させていただきます。

この記事を読んでいただければ、自分を変える第一歩を踏み出すきっかけになると思います。

7つの習慣とは?

「7つの習慣」とは、リーダーシップ論の権威であるスティーブン・R・コヴィー氏による著書です。

全世界で4,000万部、日本でも250万部も売れており、自己啓発本の王様のように評されることもあります。

今回の記事で紹介する「刃を研ぐ」習慣は、「7つの習慣」の最後(7番目)にでてくる習慣なのですが、1~6番目の習慣を身につけないと実践できないというわけではありません。

むしろ1~6番目の習慣を身に着けるための基礎となる活動といえます。

刃を研ぐ(最新再生のための活動)

「刃を研ぐ」とは、自分自身を最新再生させるための活動であり、「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」の4つの側面を高めることを目的とします。

刃を研ぐ活動は自分の人生に対してできる最大の投資ですが、私たちは日々の忙しさに流され、こうした活動のために時間を割くことができません。

いえ、本当は時間をつくることはできるのですが、煩雑なことを優先し、本当に大切なことを後回しにしているのです。

そのことに気づき、自己投資の時間をしっかりと確保する。それが自分を変えるための第一歩になるはずです。

では、「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」の4つの側面を高めるためには、具体的にはどのような活動をすればよいのでしょうか。

なな太郎
なな太郎

私の実践例を交えて紹介させていただきます。

肉体

肉体的側面の刃を研ぐというのは、自分の肉体に効果的に気を配り、大切にすることです。

  • 身体によいものを食べる
  • 十分な休養をとってリラックスする
  • 定期的に運動する
    • 一日おきに30分くらい体を動かせばいい
    • 持久力、柔軟性、筋力の三つを伸ばせる運動プログラムが理想的

私の実践例は次のとおりです。

  • 毎日、納豆、ヨーグルトを食べる。玄米食。
  • 7時間睡眠+昼寝の活用。
  • 定期的な運動
    • ジョギング(週2回、30分程度)
    • 筋トレ(毎日。日によって腕立て伏せ、腹筋を交互に実施)
    • ヨガ(毎日。猫背改善ストレッチ)

特に意識しているのは定期的な運動です。

ジョギングを開始してからは体力がついてきましたし、体重が増えることもありません。

筋トレやヨガについてもずっと継続しているので、身体つきが変わってきた実感があります。

鏡で自分の姿を見たとき、「なかなか良い身体になってきたじゃないか」「姿勢が少し良くなってきたかな?」と感じるんです。

活動をきちんと継続できている自分自身に満足し、自己肯定感を高めることができることも、運動する大きなメリットです。

精神

精神的側面は私たちの核であり、中心であり、価値観を守り抜こうとする意志です。

自分を変えるために、最も大切にしたい活動ですね。

精神的側面の刃を研ぐことについては、人それぞれまったく違った方法で行うことになります。

(精神的側面の刃を研ぐ活動の例)

  • 聖書を読むこと、祈ること、瞑想すること(7つの習慣の著者である故スティーブン・R・コヴィー氏が実践していた活動)
  • 偉大な文学や音楽に没入すること
  • 雄大な自然と対話すること

私の実践例は次の2つです。

  • 祈り(毎日。起床後5分間)
  • 読書(毎日。暇さえあればいつでも)

毎朝5分、祈っています。

「きょう一日、不安や不満、怒りをできるだけ感じずに過ごせますように」「感謝、愛情、奉仕、誠実、正直、思いやり、勇気、忍耐を中心とした振る舞いができますように」と声に出して念じるのです。

さらに現状への感謝の気持ちを言葉にします。「いまこうして生きていること、健康でいられること、過去からの莫大な遺産を受け継ぎ、きわめて高度な社会の恩恵を受けてことに感謝しています」と。今ここにある幸福を胸に刻むように。

毎日欠かさずに祈りを続けると、不思議なことに、本当に不安や不満、怒りを感じることが実際に少なくなっていきます。

なな太郎
なな太郎

感謝する体質が身に付き、幸福感を感じやすくなったのではないかと思います。

読書も精神を高める大切な活動です。

本を読むことは知性を磨くための活動でもあるのですが、感銘を受ける書籍ならば精神も高揚します。

「7つの習慣」を繰り返し読むことも、私にとっては精神的側面を研ぐ活動です。

最近読んだ本の中では、「今日が人生最後の日だと思って生きなさい(著者:小澤竹俊)」が良かったですね。

色んな方の最期を看取ってきたホスピス医の著書であり、「日常の尊さ」に気づかせてもらいました。

私たちは誰もが(ほとんどの人が)、旅行したいとか、おいしいものを食べたいといった願望をもっています。しかし人生最期を迎える人が望むことは、「自分で歩いてトイレにいきたい」「自分の口でご飯をたべたい」「自分の家で過ごしたい」といったまさに日常であるとのこと。

なな太郎
なな太郎

日常の尊さについて考えさせられました。

知性

知性を磨くことは、自分の人生のプログラムを見直す能力を伸ばすためにも大切です。

知性の刃を研ぐ活動は、本を読むことが中心になります。

  • いろいろな本を読み、偉人の言葉に接する
    • 優れた古典文学や自伝、文化的な視野を広げてくれる良質の雑誌、現代の多様な分野の書籍を読む
  • 文章を書く(日記をつける)
    • 考えたことや体験したこと、ひらめき、学んだことを日記につけることは、明確に考え、論理的に説明し、効果的に理解できる能力に影響を与える
  • スケジュールを立てたり、何かを企画したりする
    • 知性を働かせ、初めから終わりまでのプロセスを思い描き、頭のなかで組み立てる

私の実践例は次のとおり。

  • 読書(毎日。暇さえあればいつでも)
  • 英語学習(毎日。30分間)
  • ブログで文章を書く(週に10時間くらい)
  • 一週間のスケジュールを立てる(毎週月曜日の朝)

読書は知性を磨くメインの活動です。私は紙で本を読むことが好きなのですが、オーディオブックも併用しています。

なな太郎
なな太郎

オーディオブックを活用することで、以前は月1~2冊程度だった読書ペースが、月15冊に一気に増えたんです。

家事や車を運転中している時間が読書タイムに変換できたのは、すごく大きいですね。

知性を磨くために読書したい、だけどそのための時間を捻出することが難しいと感じる人にとっては、オーディオブックは強い味方になると思いますよ。

ブログで文章を書くことも、私にとっては知性の刃を研ぐ活動です。

誰かのお役に立てるテーマを決め、自分の考えをまとめ、参考書籍のエッセンスを理解し、端的にわかりやすい文章を書くように努めています。

社会・情緒

「肉体」「精神」「知性」は個人的なものでしたが、「社会・情緒的側面」は、他者との人間関係の中で磨かれるものになります。

具体的な活動は、「7つの習慣」の第4,第5,第6の習慣を日々実践することです。

  • WIN-WINで考える(第4の習慣)
  • まず理解に徹し、そして理解される(第5の習慣)
  • シナジーを創り出す(第6の習慣)

私が重要視しているのは「まず理解に徹し、そして理解される」です。

例えば妻や子供達と一対一で会話するときは、自分の発言はしばし封印し、相手のことを徹底的に理解するつもりで話を聞きます。

これが結構大変で、どうしても自分の言いたいことを話そうとしてしまいます。少しずつ、相手の話を聞くことに徹することに慣れていくしかありません。

なな太郎
なな太郎

大変ですが、相手の話をしっかり聞けるようになると、その人との関係がより良いものになっていきます。

自分という資産を育てよう

「肉体」「精神」「知性」「社会・情緒」の各側面を鍛えるほど、新しい視野が広がるはずです。私はそう実感しています。

(まとめ)

  • 「肉体」の刃を研ぐ
    • 体に良いものを食べる、十分な休養をとってリラックス、定期的に運動する。
  • 「精神」の刃を研ぐ
    • やり方は人それぞれで異なる。聖書を読む、祈る、瞑想する、偉大な文学や音楽に没入する、雄大な自然と対話する、など
  • 「知性」の刃を研ぐ
    • いろいろな本を読み偉人の言葉に接する、文章を書く、スケジュールをたてたり何かを企画したりする
  • 「社会・情緒」の刃を研ぐ
    • 対人関係の中で磨く(相手の話を徹底的に理解するつもりで聞く、など)

一日一時間、自己投資の時間を確保し、毎日必ず実行する。これだけで、誠実さ、自信、自己肯定感が育まれ、自分自身を変えていくチカラになります。ぜひ、試してみてください。

今回の記事が皆様のお役にたてたなら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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