「コミュニケーション能力を高めたい。雑談が上手にできるオープンな人間になりたい。」
そんな目的で「世界最高の話し方」を読んだ。
本書を読んで、自分に足りないのは「質問力」だと痛感しました。
「世界最高の話し方」の基本情報
書籍名:世界最高の話し方
著者:岡本 純子(おかもと じゅんこ)
発行・販売:東洋経済新報社
「質問力」をいかに高めるかが鍵
本書を読んで気づいたのは、やはり「質問力」が重要だということだ。
「自分フォーカス」から「相手フォーカス」に切り替え、質問で相手の関心を探り、相手に気持ちよく話してもらう。これが大事だ。
これまでに自分は、全然相手に質問をしていなかった。だから話が弾まない。
相手からの質問を待つばかりで、質問されれば自分の話をするだけ。これではつまらない人間と思われても仕方ない。
誰かと会話するとき、30分間で相手への質問が3回以上のでていない人は要注意とのこと。
2時間の飲み会なら、12回以上の質問が必要ということになる。
今後、他人と会話するとき、自分が質問する回数を数えてみようと思う。30分あたり3回の質問をすることを常に意識しよう。
質問力を高めていきたい。質問しまくって、相手の関心に焦点を当てることができる男になるのだ。
「一流のほめ方」
本書では「一流のほめ方」も学んだ。
「承認」「共感」「称賛」「感謝」の4つの組み合わせだ。
- 「承認」
- 相手の存在や行動に気づき、認めること。私はここをおろそかにしがちだ。いつも自分の仕事ばかりに集中して、周りが見えなくなる。他者の良い行動に気づいてあげられないのだ。
- もっと周りに目を向けよう。「自分フォーカス」から「相手フォーカス」への切り替えは、会話だけでく行動面でも必要なのだと思う。
- 「共感」
- 相手の気持ちや理解に同調し、賛同、肯定すること。つまり、いきなり反論や否定をしてはいけない。
- 意外とこれは難しいことで、議論に集中すると、つい自分の意見を押しとおすことばかりを考えてしまう。もちろん、自分の意見を通すこと自体は悪くないが、まずは相手の意見にも共感を示すことが大切だ。(結果として、自分の意見も通りやすくなるだろう。)
- 共感はスキルではなく、人格的な強さが必要だ。懐の深さであり、余裕のある大人の対応だ。人格を磨く努力を続けよう。
- 「賞賛」
- すぐれた点をほめることであり、「すぐほめる」「具体的にほめる」「気持ちを込めてほめる」ことが重要だそうだ。
- まったく上手にできていない。「あのとき、すぐにほめれば良かった。」「もっと気の利いた言葉をかけることができれば良かった。」と、いつも後悔してばかりしている。
- ほめる意識を常に持とう。「上手にほめれた!」という成功体験を少しづつでも増やしていきたい。
- 「感謝」
- ありがとうと言うことであり、比較的できていると思う。でも、「ありがとう」の代わりに「ごめんなさい」を使ってしまうときもある。気を付けよう。
- 「ありがとう」というフレーズだけでなく、もっと具体的な言葉を使っていきたい。「手伝ってくれてうれしいです。」「そこには気づかなかった。本当助かった。」とか。
実践しやすそうな「あいうえおの法則」
本書の最後に、『信頼の基本は「あいうえおの法則」』という付録が掲載されている。シンプルで取り組みやすそうな行動面の指針であり、ぜひ日々実践したいと思わせる内容だ。
- 「あ」はあいさつ。
- 「い」はいいねとほめる
- 「う」はうん、そうだねと耳を傾ける
- 「え」はえがお
- 「お」はお礼を言うこと
この「あいうえおの法則」を意識して使うことを当面は心掛けよう。覚えやすいから、うまく実践できそうな気がする。
「あいさつ」と「えがお」のパワーはすでに知っている。「お礼を言う」もきちんとできていると思う。
口下手な私は、明るく挨拶すること、笑顔で人と接すること、きちんとお礼を言うことだけは徹底しているのだ。
この3つができるだけで、少なくとも嫌な人とは思われないはず。
さらに「いいね」とほめること、「うん、そうだね」と共感することをマスターし、よりコミュニケーション能力を高めていこう。
今後取りたい行動(to do)
- 飲み会や出張時には、相手に対する質問を自分が何回したかカウントする。30分あたり3回の質問をすることを自分に課す。
- 部下や同僚を観察して、褒めるチャンスをいつも狙う。
- 「あいうえおの法則」を毎日実践する
以上が私の読書感想です。どなたかのお役にたてたなら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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